考古学・歴史学、趣味の色々な雑文


by nara-archaeol
この4月からのアニメ作品でちゃんと見ているのは、表題の三作品である。

有頂天家族2は、奈良県出身京大卒の森見登美彦の傑作と表現していいと思われる、
有頂天家族・二代目の帰朝、のアニメ化である。


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帰朝という表現はちょっと懐かしい。

原作小説は2015年の冬に刊行されており、私は早速買ったが、アニメ化後に読もうとおいていた。

最初から夷川呉一郎や南禅寺玉蘭が出てくるところは原作とは違う。

ただお話し的にはうまくまとめていると思う。

天満屋をどう動かしていくのか興味深かったが、きちんと想像に近く動いている。

キャラクターデザインも第一作からの破たんなくまとまっている。

例によって背景の京都の景色は実景を使ったもので、聖地巡礼用とさえいえる。

1期の第一話は京大の百万遍の交差点が頭に出てきて、レブン書店さんがそのまま出てたのがふいた。

ともかくそういうのを含め、ここがP.A.Worksのお仕事だと感心した。

そのP.A.Worksの今季もう一作投入という(後ろ結構地獄なんじゃないのか)偉業の片方が
サクラクエストである。

温泉旅館の奮闘群像劇「花咲くいろは」、アニメ制作会社の苦闘劇という楽屋落ちの「SHIROBAKO」に
つづく”働く女の子シリーズ”第3弾。


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関口可奈味氏のキャラデザインは3作共通で、特に今回はSHIROBAKOの宮森あおいと共通したイメージの主人公で、声優の声の質も似ているように思え、あおいと同化して見れ、新人の苦闘劇とすんなり入れる。

そういえば、元女優というまきの声は言い方、声質ともに知った声と思ったら、ユーフォニアムの高坂。

しおりの能天気発言、それ根拠あんの、みたいなのを聞いていて、これは南鎌倉高校女子自転車部の
舞春ひろみだと気付いた。声質でやる役は同じようになるな。

木春由乃の東京中心思想は昔の田舎者の思考ではあるが、そう思えた時代がまさしくあった。

今も確かに東京中心であることは動かないが、階層によって見える景色が完全に分化し、
夢も希望もある景色ではない。既にさなえやまきに指摘されていっている。

自分自身も田舎を捨ててきており、自己矛盾の物語でもある。

由乃が東京には夢も希望も何もかもある、という思考が変わっていく物語と規定していいのだろう。

ある種P.A.Works自体も越中の動画会社で、東京でできることは富山でもできるを実証してきた、といえる。

前作のあおい、えま、しずか、みさ、みどり、(話できすぎな集まり方だったが)と同様に、
よしの、しおり、まき、りりこ、さなえ、の5人も揃って、(今回は無理ない集まり方)
これから物語は転がっていく。

2期(24話くらい)完結というこれまでのパターンではないだろうか。

で、最後に取り上げるのは、伏見つかさ=かんざきひろ、のある種黄金コンビの「エロマンガ先生」。


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私はライトノベルなんて読まない人だったが、読むようになったのは、
このコンビの「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」と「僕は友達が少ない」だったが、
私にとっての俺妹は秋葉原やサブカルの現状を知るための情報小説的な意味合いも大きかった。

今回はあの、ええ、やっぱりそのエンドに行くんだね、という終わり方の前作から、ほとんど開き直った、
血のつながっていない「妹」エンド一択じゃんか、こんなの、という始まりで、キャラの魅力だけが
私にとってこの作品を読み続ける理由と化しており、アニメもある種惰性で見ている感も無きにしも非ずだ。

既に主要登場人物は動いており、山田エルフと千寿ムラマサの動かし方を注目したい。

高砂智恵は原作のイメージ以上に動きまくっている。

まあ楽しんでいるのかもしれない。なおエロマンガ先生とは妹の絵描きとしてのペンネーム。

実のところ一番お気に入りはエルフなのかもしれぬ。でも前作も黒猫は悪の化身みたいになったし。
エルフもそうなる可能性は高い。

まあ一期で終わる作品ではないので、今後に期待したい。

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# by nara-archaeol | 2017-04-19 23:43 | まんがなど

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群馬のおかしげな漫画を出している新潮社が遂に禁断の関係に手を出した。

奈良と京都も微妙なのだが、滋賀と京都はもっと微妙なのである。

ひとり、ごーいんにマイウェイの大阪。

お前らとは格が違うとこれまたごーいんにマイウェイの京都。
(但し上京・中京・下京とそれ以外の差別がひどい。東山区はかろうじて
洛中だろうが、左京区や右京区、南区はもう差別の対象、だから宇治とか木津川市、丹波・丹後は
もう論外、ある種人間とみなされていない、なので木津川市は奈良にアイデンティティを求める)

大阪みたいに下品でないの神戸、ただ全く一枚岩でない、兵庫。

古都といばりやがって俺の方が、と意趣返しを狙う奈良。

私らどうせおつきのものとすねる和歌山。

で、京都から山科ですら排他される東方の僻地、田舎者と同義の滋賀者とさげすまれ、
千葉・滋賀・佐賀、と早口言葉で語られる、京都の植民地滋賀。関西ヒエラルキーの底辺。
北関東三県と並ぶ、都道府県魅力度ランキング下位である。

よく琵琶湖の水とめたんぞ、と怨嗟の声を上げるが、実際に京都市への水の供給を止めてしまうと、
大津市とか草津市(草津温泉はどこですが、という観光客が月に一人はいるという)の低地は沈むらしい。

実のところこんな漫画やってるの全く知りませんでした。

吉村さんの一周忌の集まりの集合時間に絶対に駅にいる必要があり、エキナカの本屋で時間をつぶしていたら、
新刊棚にあり、手に取って、どうも笑えそうだな、と買いました。

で。

早い話がタイムスリップしてしまった、石田治部少輔と大谷刑部少輔が滋賀県庁に潜り込んで、
滋賀をなんとかしようというお話、とざっくりいっておきましょう。

滋賀の、あるある、がちりばめられていて、奈良県民だけど、若干滋賀に詳しい私は大笑いです。

滋賀県知事がゴリラなのは秀吉のパロディなんでしょう。

京都の味方として陰陽師安倍晴明(でもこいつってルーツ的には奈良だし、大阪生れちゃうの?)が
でてきおる。

石田の手下として島左近(奈良県出身)ががさつに登場。

まあともかく一番笑ったのは平和堂(滋賀のスーパーチェーン)の回でした。

結構滋賀の現状をある意味的確に描いているので、偏った滋賀通になれるかもしれません。

一巻は序章という感じで、お話としては二巻以降にはじめて転がっていくと思われます。

まあちばしがさが、でなく一応生きた滋賀を見れますので、読んでみてはいかがでしょうか。

参考:千葉滋賀佐賀 https://www.youtube.com/watch?v=bDrmxbYb_R8


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# by nara-archaeol | 2017-04-18 20:06 | まんがなど

母を思う。レジオネラ

広島県の温浴施設でレジオネラ肺炎感染がおこって死亡者が出たニュースを聞いて思ったこと。

埼玉県の文化財行政で活躍された、増田逸朗氏もレジオネラ肺炎で逝去されたが、
私の母もレジオネラ肺炎で死亡している。

私の母は温泉等の入浴施設ではなく、空調設備か加湿器で感染したものと思われる点が
特異であると思う。

実の処レジオネラ菌属はどこにでもいるので、罹る時はかかるので、仕方がないとは思う、
のだが、感染経路で最も疑わしいのが入院していた県立A病院であったから、死んでから
さすがに抗議した。

1月に入院した折、退院する際にインフルエンザに罹患して退院し、病院からインフルエンザに
なってませんか、という連絡はあったものの、その後の連絡は一切なく、5月に再入院し、
6月20何日かに退院、6月29日だったと思うのだが、この日に肺炎っぽいので入院、検査で
レジオネラ肺炎と診断され、これは死出の旅だなと思った。

翌日に危篤状態となり、意識喪失、人工呼吸器で生かされているという状態となり、
そこから見た目は一進一退、実の処は体の預貯金を食い潰していき、7月18日に入ってすぐ、
0時8分くらいだったと思う、心臓停止。

変に心電図などが読みとれるので、母の心臓が止まる前の不整脈とかが読み取れ、
ああ止まるな、と読み取れたのが、ある種不幸だった。

温泉施設に行かないとかいう感想を書いておられる方が多いが、本当の処は、

レジオネラ菌はどこにでもいる、温浴施設を使わなければよいのではない、

のである。

だから、温浴施設に行かないからレジオネラ症にならない、とはいえない。

極端な話、子供が外で遊んできて、手を洗わずに食事をしたら感染する、ということは
ある、のである。

たとえば家庭内の循環式のお風呂、あれはあぶないのだ、本当は。

レジオネラ菌は20〜50度くらいで繁殖し、特に35〜40度くらいが危ないのだ。

要するにお風呂の温度。

一番は梅雨から初夏。

一週間程度の潜伏期を経て発症する。

母の場合は病院または介護施設での感染ということになる。

普通の細胞では大したことがないが、肺胞の細胞に入るとえらいことになる。

要するにレジオネラ肺炎。

気管に入れないようにする、ということだが、まあそれはコントロールできないだろう。

私は気休めだが、温泉では洗い場以外では鼻と口周辺に湯をつけないことを心掛けている。

後はミストサウナは一切使用しない。

死亡率は15〜30%。

年に一度以上全館休館で清掃しないような施設は少しこわいかもしれない。

必要以上におそれずに温浴施設を利用していきたいものと思っている。

母に「明日またくる」と言って別れた時の顔が忘れられない。

インフルエンザの時の後のケアを中心に病院へ申し入れをし、レジオネラについてもクロと証明されなかったが、
シロと証明された訳ではないから空調などの設備の管理を徹底していってほしいと要望をして終わったが、
正直、賠償ものだと思わなくはない、というのが何年にもなるが思うところである。

呼吸器を外し、口の横の炎症を見た時、よく頑張ったなあ、とつくづく思ったのだった。

忘れがたく苦い思い出である。

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# by nara-archaeol | 2017-03-27 01:17 | つれづれ



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まあアニメを見て、それなりにはまったので、いつもの古本屋に頼んで、「ろんぐらいだぁす」の0巻〜8巻までの10冊を古本で揃えてもらったのを今日受け取ることができたので、所用が終わった後、2時間くらいで、10冊を読み切った。

逃げることなく、サイクルスポーツと「旅」を描いていてとても面白く読めた。

アニメ同様、旅行に行きたくなるのと、自転車に乗りたくなった。

基本神奈川県で、横浜・海老名・藤沢・鎌倉あたりを日常として展開する。

よその地域の者にとっては妙な憧れのみが支配する世界ではある。

ただ富津へ渡るフェリーとか、丹沢山系の峠道とか、懐かしい。

富津の食堂は行ったことがある。

後は長野。

木崎湖とか、安曇野、乗鞍とか。

それからアニメの最終で取り上げられた「しまなみ海道」。

8巻では江の島から直江津まで日本を横断する旅を描いており、次巻へ続くのだが、
出てくる風物をきちんと取材して念入りに書き込んでおり、これが旅心をくすぐるのだ。

また可愛い女性を主人公とすることで、ある種自転車のハードルを下げて、男性読者に
「俺にもできそう」と思わせることで、「自転車乗ってみようかな」と思わせるのに成功している。

これは「南鎌倉高校女子自転車部」にもいえる。

両作品とも神奈川舞台なので、私の「神奈川、久々に行ってみたい」熱は上がっている。

こういう熱が読者が「聖地巡礼」に向かうエネルギーとなるだろう、一般的に。

アニメ11、12話がああいう形になったのは残念だったが、水準的には優れていたので良かったとは思う。
おそらく現場は地獄だっただろうが。

確かに狙いすぎなキャラ造形ではあるが、「あざとい」とは思わず、まあ好感が持てる。

私的には第六の少女「佐伯さん」が妙に気になる。今後どういう風に物語に関わってくるのか楽しみである。

この物語は十二分によく作られている。旅心を味わいたいなら楽しめます。

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# by nara-archaeol | 2017-03-25 00:47 | まんがなど

疲労の限界値へ

先週の水曜に分家の当主が死体で発見され、そこからは大変だった。

昼過ぎに病院うんぬんということの連絡があったが、詳細不明だったので別件を優先して処理していた。

4時過ぎだったかにもう死んでるという連絡があり、これはじたばたしてどうなるわけもないと、
もう一件の所用を片づけてから分家の家へ。

当主の姉の娘夫妻と近所の人がおり、今後の予定を決めるのに付き合う。

風呂の中で死んでおり、おそらく推測だが、3月3日前後に死亡していたと思われる。

苦しんだようには見えなかったが風呂に浸かっていた所はかなり痛んでおり、木曜に一旦火葬後、葬儀に入ると決す。当主の姉も到着。

夏だったら大変なことになっていただろう。

零時すぎまで。

木曜家に迎い、火葬に行くのを手伝い、家の留守番をする。

骨拾いには付き合い、4人で骨拾いし、人の生きるということのはかなさを思う。

骨壺を持って帰宅。

分家の家族は一旦喪服を取りに帰るので、ここに泊まる者はいなくなるので、骨は私方で預かることとし、預かり帰宅。かなりこの時点で体調はぼろぼろだが、興奮して寝られず。

金曜昼過ぎに骨と飾る物を持って葬祭会館へ。

葬祭会館で色々打ち合わせをし、会場設営が終わった後一旦友人宅へ行き、懸案のことを処理する。

5時ころに会場へ戻り、分家家族(喪主)を待つ。

一族の者が来るのを迎えて「今日は申し訳ありません」うんぬんと言い続ける。

7時より開式。一族で花一対のみ追加。(棺に入れるという選択肢ないので多くの花をしても無駄なので)

香料は辞退。

閉式後、会食。

その後食事をせずに帰った親族宅へ食事を届けに行き、式場へ戻る。

1時すぎまで色々話した後帰宅。土曜はもともとの用事があるため欠礼。

土曜7時過ぎに起きて兵庫県へ所用に行く。

所用後、友人と待ち合わせをして、食事を含む町散策。

大阪福島から梅田まで歩き回る。

3回食事。

梅田で本屋に行き買い忘れていたものを購入後帰宅。

で、心の疲れは取れたが、体の方はへとへとになり、日曜は出かけなければならぬ用件があったので、
動いたが、月曜は死んでいた。

今は疲労の限界値に落ちて、眠いのだが寝られないという状況。

回復を待つしかあるまい。

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# by nara-archaeol | 2017-03-21 00:32 | つれづれ