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考古学・歴史学、趣味の色々な雑文


by nara-archaeol

パリ大賞典 穴馬シャキール、パーミアン、アイスブリーズを下す

Brametotは凱旋門賞に専念するのか、回避。

今年は昨年に続いてロンシャン競馬場が工事のためサンクルー競馬場開催である。

サンクルー競馬場はエドモン・ブランがパリ郊外に作ったのを、あのマルセル・ブザックが購入、フランス競馬奨励協会に賃貸していたが、奨励協会の持ち物となり、組織改編後のフランスギャロのものとなっている。左回り馬蹄形のコースである。

パリ大賞典は1863年にヨーロッパ最強の3歳馬(ダービーに出れる年齢)を決める競走として作られた。施行距離は色々変更があったが、今は2400mというダービーディスタンスの春の総決算レースとなっている。凱旋門賞が出来てヨーロッパ最高峰レースから陥落しているが、それなりに重要なレースである。但し優秀な繁殖馬の選定が重要な使命であり、去勢馬は出走できない。

トライアル的なオカール賞(G2)から向かう組に、キング・エドワードⅦステークス(G2)を勝ってきた、パーミアンの対決となった。9頭立て。

人気はオカール賞(シャンティイ2400m)勝馬アイスブリーズ、そして、キングエドワード勝馬のアイルランド馬パーミアン、エプソムダービー12着に終わったもののガリレオ産駒の素質馬ヴェニスビーチ、のあたり。

レースはスタートから4番パーミアン、5番ファルコンウイングスが先行、これをヴェニスビーチ、アイスブリーズ、シャキールが好位から狙う展開でたんたんと進む。

パリ大賞典 穴馬シャキール、パーミアン、アイスブリーズを下す_e0216444_00585573.jpg
サンクルーの波打ったような凹凸激しい馬場を進んでいく。

最終コーナー回って追いあいになる。

パーミアン逃げ切りかというところを外から図ったようにシャキール。

シャキールは前哨戦のオカール賞2着からきっちり勝ち切った。ヴェニスビーチが3着、そしてアイスブリーズ、ファルコンウィングスは最後ばてて5着。

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勝ったシャキールShakeelは、アーガー・ハーンの持ち馬で、Dharakaniの産駒、さかのぼれば、ミルリーフ→ネヴァーベンド→ナスルーラ、で、母はShamiyra、母の父Medicean、Mr.Prospectorのクロスを持つようである。

この結果凱旋門賞でのオッズで上位となりあがっている。

https://www.youtube.com/watch?v=mAhiptnto14

by nara-archaeol | 2017-07-21 01:19 | 競馬など馬関係